住宅ローン審査でチェックされる4つの基準と落ちないためのポイント

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住宅ローン審査でチェックされる4つの基準

「住宅ローン審査で何を見られるの?」「自分の年収や勤続年数で通るのかな?」と不安に思う方は多いでしょう。
実は、審査で見られるのは大きく分けて4つの基準です。これを理解しておけば、落ちる理由を防ぎやすくなります。

  • 年収の目安と借入可能額を知ろう
  • 勤続年数が与える影響
  • 借金やカードローンの残高がどう見られるか
  • 支払い遅れ(延滞)が審査に響く理由

それでは順番に解説していきます。

年収の目安と借入可能額を知ろう

住宅ローンの審査で最も重視されるのが年収です。一般的に借入できる金額は「年収の5倍〜7倍」とされ、年収400万円であれば2,000万〜2,800万円程度が目安となります。
ただし、この金額は「銀行が貸しても大丈夫と判断する上限額」であり、実際に生活に無理なく返せるかどうかとは別です。

例:年収350万円で3,000万円を借りようとすると、毎月の返済額が高くなりすぎて「生活に支障が出る」と判断され、希望額が減額されるケースがあります。

勤続年数が与える影響

金融機関は収入の安定性を重視するため、勤続年数も大切なチェックポイントです。目安として3年以上の勤務が望ましいとされますが、公務員や大企業勤務の人は短期間でも通る可能性があります。
一方で、転職して間もないと「収入が安定していない」と見られ、審査で不利になることがあります。

例:上越市で転職して半年の方が審査を申し込んだところ「安定性が確認できない」とされ、借入額が少なくなったケースがあります。

借金やカードローンの残高がどう見られるか

住宅ローンを申し込む際、車のローンやカードのリボ払いなども「返済の負担」として計算されます。審査では「返済負担率(年収に対して返済に充てる割合)」が重要で、30〜35%を超えると厳しくなります。
例:年収400万円の人が車のローンで月3万円、カードのリボ払いで月2万円を返済している場合、すでに年収の約18%を返済に使っており、住宅ローンに回せる額はかなり減ってしまいます。

支払い遅れ(延滞)が審査に響く理由

過去のクレジットカードや携帯電話料金の支払い遅れも審査に大きく影響します。こうした延滞は信用情報に登録され、約5年間残ります。銀行はこの記録を確認するため、小さな延滞でも「返済にルーズ」と判断される可能性があります。
例:携帯代を何度も遅延していた方がローンを申し込んだところ、信用情報が原因で審査落ちとなったケースがあります。

まとめ

住宅ローン審査では、

  1. 年収
  2. 勤続年数
  3. 借入やカードローンの残高
  4. 支払い遅れの有無

この4つが大きな基準となります。これらを事前に理解し、対策を取っておくことで「審査落ち」という不安をぐっと減らすことができます。

住宅ローンは長期の契約です。「自分は通るのか心配」「どの銀行を選んだら良いのか分からない」という方は、ぜひ私にご相談ください。あなたの状況に合わせた最適な方法を一緒に考えていきましょう。

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